精神医学

問題01 

人物と業績に関する次の組み合わせのうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 フロイト(Freud,S.)―――――通過症候群の概念を確立した。
2 ボネファー(Bonhoeffer,K)――ヒステリー研究で催眠を利用した。
3 ブロイラー (Bleuler,E)―――-統合失調症の概念を確立した。
4 クレベリン(Kraepelin,E)―-―外因反応型を提唱した。
5 シャルコー(Charcot,J.)―――精神分析療法を創始した。



問題02

人物と事柄に関する次の組み合わせのうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 呉秀三―――絶対臥褥(がじょく)
2 森田正馬(まさたけ)―無拘束的処遇
3 野口英世――てんかんの研究
4 加藤普佐次郎―作業療法
5 内村祐之――相馬事件



問題03

精神病状に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 幻覚とは対象を誤って知覚することをいう。
2 強迫行為ではその行為の不合理性を自覚しない。
3 逆向健忘では意識障害より回復した後の期間のことを追想できない。
4 離人症では、自分で考え、感じているという実感が減弱する。
5 感情失禁では生き生きとした感情を失い、喜怒哀楽の表現が乏しくなる。



問題04

次のうち、投影法による検査として、正しいものを一つ選びなさい。
1 簡易精神医学的評価尺度(BPRS:Brief Psychiatric Rating Scale)
2 状態―特性不安検査(STAI:State-Trait Anxiety Inventory)
3 コース立方体組み合わせテスト
4 ベントン視覚記銘検査
5 バウムテスト



問題05

55歳の男性。大学卒業後、会社に就職した。順調に生活していたが、1年ほど前に責任が重いポストに就いた。そのころから徐々に仕事がずさんになり、周囲の勧めで精神科を受診した。多幸、感情鈍麻、抑制欠如が認められ、記憶障害は目立たなかった。
次のうち、本例に当てはまる病名として、正しいものを一つ選びなさい。
1 ピック病
2 適応障害
3 気分変調症
4 アルツハイマー病
5 情緒不安定性パーソナリティ障害



問題06

精神作用物質使用に伴う障害に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 病的酩酊(めいてい)では少量の飲酒で身体的な麻痺を呈する。
2 アルコール依存症におこるウエルニッケ脳症では、ビタミンB1の補給が重要である。
3 物質の使用を自分の意志で制御できなくなるのは、精神依存ではなく身体依存で認められる。
4 耐性が生じた状態での物質使用量の緩徐な減量は、急激な減量よりも退薬症状を生じやすい。
5 寝酒はアルコール依存症になるリスクが少ないため、不眠症を改善するために適切である。



問題07

次のうちシュタイナーの一級症状として、正しいものを一つ選びなさい。
1 妄想気分
2 妄想着想
3 注察妄想
4 考想(思考)妄想
5 体感幻覚



問題08

疾患と症状に関する次の組あわせのうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 レム睡眠行動障害――寝言
2 睡眠相遅延症候群――性欲亢進(こうしん)
3 睡眠時無呼吸症候群―早期覚醒(かくせい)
4 ナルコレプシー――激しいいびき
5 睡眠時遊行症(夢中遊行症)――カタレプシー



問題09

つぎのうちてんかんの症候群として、正しいものを一つ選びなさい。
1 過敏性腸症候群
2 一過性全健忘
3 緊張病症候群
4 情動性脱力発作
5 レンノックス・ガストー(Lennox-Gastaut)症候群



問題10

薬剤と注意すべき副作用に関する次の組み合わせのうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 オランザピン――糖尿病性ケトアシドーシス
2 炭酸リチウム――食欲増進
3 メチルフェニデート――高プロラクチン血症
4 バロキセチン――急性ジストニア
5 ジアゼパム――遅発性ジスキネジア



精神保健学

問題11

次の組み合わせのうち、精神保健にかかわる予防の概念として、正しいものを一つ選びなさい。
1 一次予防――健康増進
2 一次予防――早期発見
3 二次予防――リハビリテーション
4 三次予防――早期治療
5 三次予防――住民健診



問題12

「文部科学省の調査(平成20年度)における小・中・高等学校の児童生徒の精神保健に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 ある行為が「いじめ」に該当するか否かの判断は、その行為の形式から客観的になされている。
2 「いじめ」は、学校内であるか学校外であるかを問わず集計されている。
3 1年間に自殺した児童生徒数は、1000人以上である。
4 学校内における暴力行為の発生件数は減少しつつある。
5 都道府県・市町村教育委員会が所管する教育相談機関の数は、減少している。
(注)「文部科学省の調査(平成20年度)」とは、平成20年度「児童生徒の問題行為等生徒指導上の諸問題に関する調査」のことである。



問題13

「自殺対策白書(平成22年版)(内閣府)による、我が国の自殺の動向に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 男性の自殺者数は女性の自殺者数より少ない。
2 20歳代において、自殺は死因順位の第1位である。
3 自殺者の半数以上が「被雇用者・勤め人」である。
4 自殺者の半数以上が、同居人のない人である。
5 「経済・生活問題が原因・動機と考えられる自殺」は「健康問題が動機と考えられる自殺」よりも多い。



問題14

近年の精神保健医療の状況に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 精神科病院に「統合失調症、統合失調型障害及び妄想性障害」で入院している患者数は減少している。
2 精神科病院に入院している患者に占める65歳以上の割合は減少している。
3 「精神保健福祉法」第26条による通報(矯正施設の長の通報)件数は、この10年間ほとんど変化がない。
4 気分障害で外来受診している患者数は減少している。
5 精神科病院の任意入院患者数は、医療保護入院患者数とほぼ同じである。
(注)「精神保健福祉法」とは、「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」のことである。



問題15

アルコール関連問題に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 WHO(世界保健機関)はアルコールの有害使用を低減するための世界戦略)を議決した。
2 アルコール依存症と自殺は関係が乏しい。
3 我が国のアルコール依存症者の多くは、精神科医療を受けている。
4 「健康日本21」は未成年の飲酒の半減を目標としている。
5 アルコール依存症とうつ病の合併は稀である。



問題16

ドメスティック・バイオレンス(以下、「DV」という)及び「DV防止法」に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 DVによる、被害者の精神的健康への影響に関する報告は極めて少ない。
2 「DV防止法」の平成19年改正によって、市町村に配偶者暴力相談支援センターの設置の努力義務が課せられた。
3 「DV防止法」の平成19年改正のよって、市町村に配偶者暴力相談支援センターの設置の努力義務が課せられた。
4 近年、全国の配偶者暴力相談支援センターに寄せられた相談件数では、約2割を男性からの相談が占めるようになっている。
5 {DV防止法」制定以降、全国の配偶者暴力相談支援センターに寄せられた相談の総件数は減少傾向にある。



問題17

学校保健安全法に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 事故等により心身の健康に影響を受けた場合の支援は、保護者に対しては行わず児童生徒等に対して行うものである。
2 学校保健安全法に規定する「学校」とは、小学校、中学校、高等学校をいう。
3 学校保健安全法に規定する「児童生徒等」とは、学校に在学する児童、生徒又は学生をいう。
4 学校における健康診断は、市町村保健センターの保健師が行う。
5 学校職員は、児童生徒等の心身の健康状態を日常的に観察し、問題が認められる際には、必要な保健指導を行う。



問題18

児童虐待の防止等に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 児童が同居する家庭における配偶者に対する暴力だけでは、児童虐待にはならない。
2 近年の通告件数の増加を受けて強制立ち入りが大幅に増えている。
3 虐待を受けた児童を一時保護した場合は、虐待を行った保護者と当該児童との通信は制限できないが面会は制限できる。
4 都道府県知事は、保護者が出頭に応じない場合において、裁判所の許可状により、当該児童の住所若しくは居所に臨検させ、当該児童を捜索させることができる。
5 児童虐待の防止等に関する法律では第1条の目的において、児童の権利、利益の擁護に加え、保護者に対する支援もうたわれている。



問題19

自殺対策基本法の規定に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい
1 政府の推進すべき自殺対策の数値目標を示している。
2 厚生労働省に自殺総合対策会議を置くこととしている。
3 精神保健福祉士の義務について規定している。
4 自殺者及び自殺未遂者並びに親族等の名誉及び生活の平穏への配慮の規定がある。
5 「異状氏ガイドライン」の整備についての規定がある。



問題20

ホームレスの問題に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 「ホームレス自立支援法」における「ホームレス」とは、都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所として、日常生活を営んでいる。
2 「ホームレス自立支援法」では生活保護の適用については特に言及しておらず、就労支援、住居確保の支援、保護医療面の支援などを定めている。
3 厚生労働省の「ホームレスの実態に関する全国調査(概数調査)」(平成22年)は、全市町村における定点面接調査によって行われた。
4 ホームレスの定義は各国共通である。
5 欧米の調査研究によれば、ホームレスは精神疾患有病率は低い。
(注)「ホームレス自立支援法」とは「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」のことである。



問題21

施設症(institutionalism)に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 精神疾患に罹患(りかん)した患者に特別に認められる状態である。
2 リハビリテーションによって生じた二次障害である。
3 統合失調症の陰性症状は施設症の結果生じるものである。
4 受け入れ条件が整えば退院可能とされる患者の中にも含まれると考えられているように、精神科病院に長期に入院していると起こりやすい。
5 獲得した能力の低下は認められないものの、周囲に対する関心が薄れ、自信も喪失した状態である。



問題22

精神障害に対するリハビリテーションのモデルやアプローチに関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 リカバリーモデルは、患者のニーズに合わせ、専門家による患者の評価に裏打ちされた目標指向型の治療を提供しようとするものである。
2 統合失調症に対する再発予防モデルは、心理教育や社会生活技能訓練(SST)によって、薬物治療を行わないで再発予防を目指すものである。
3 職業リハビリテーションモデルにおいては、精神疾患の診断名と症状により就労の可否が判断される。
4 イギリスの国民保健サービス(NHS)で行われているケアプログラムアプローチ(CPA)は、ケアマネージメントに分類される。
5 クラブハウスモデルは、専門家主導により食、住、職に関する利用者のニーズを速やかに充足させることを目指している。



問題23

職業能力評価尺度に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 厚生労働省編一般職業適性検査は、時間制限法による一桁(ひとけた)の数字の加算を繰り返させ、作業の習熟度・疲労度・回復度を評価するものである。
2 VPI職業興味検査は、職業に対する態度としての興味と職務遂行の自信度の39項目を評価するものである。
3 ワークサンプル法は、実際の職場を構成する様々な環境条件を模擬的に再現して、その中での行動特性を評価するものである。
4 場面設定法は、実際の職場そのものを評価場面として利用し、作業遂行時の行動特性を観察して評価するものである。
5 ワークパーソナリティ障害評価表は、役割の認知と受容、対人関係、指導・指示への反応、作業遂行能力の4つの概念から構成した15項目を評価するものである。



問題24

GAF(Global Assessment of Functioning)に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 身体的(または環境的)制約による機能の障害を除き、心理的、社会的、職業的機能を評価し、その人の社会生活の全体機能を大まかに示す尺度である。
2 うつ病の24症状について評価し、うつ病の症状プロフィールと総合的重症度を示す尺度である。
3 統合失調症の陽性症状、陰性症状と総合精神病理について評価し、その人の社会機能の状態を示す尺度である。
4 暴力など7項目の逸脱行動を頻度により3段階で評価し、リハビリテーションの効果判定を行うための尺度である。
5 全体的行動や社会的役割の遂行を始め10項目を6段階で評価し、精神疾患患者の能力障害の程度を示す尺度である。



問題25

統合失調症の家族心理教育の内容と方法に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
1 親の育て方が甘すぎたか、厳しすぎたことが発病の原因である。
2 家族の心理教育の目的は、家族の不適切な対処法を指摘して是正することである。
3 同居家族の感情表出が高い場合、再発の可能性も高い。
4 1回のセッションで、家族に対してできるだけ多くのメッセージを伝える。
5 患者が妄想に基づく発言をしたとき、家族は「それぞれ事実ではない」と逐一本人に伝える。



問題26

精神科ナイト・ケアに関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 精神科ナイト・ケアの開始時間は午後6時以降でなければならない。
2 精神科ナイト・ケアを実施する場合、精神保健福祉士が専従で必ず1名入らなければならない。
3 精神科ナイト・ケアの性格上、食事の提供は必須である。
4 精神科ナイト・ケアの実施時間は患者一人あたり1日につき4時間を標準とする。
5 精神科ナイト・ケアは、精神科病院、精神科診療所、精神保健福祉センター及び障害者自立支援法の生活訓練事業の指定事務所において実施することができる。



問題27

職業リハビリテーション機関に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 公共職業安定所は、就職を希望する障害者の求職登録を行い、専門職員及び職業相談員がケースワーク方式により、きめ細かな商業相談から職場定着指導まで行う。
2 地域障害者職業センターは、障害者のリハビリテーションに関する研究、支援技法の開発、専門的な人材の育成を行う。
3 障害者就業・生活支援センターは、障害者に対する職業評価、職業指導、職業準備訓練及び職場適応援助や事業主に対する雇用管理への支援を行う。
4 障害者雇用支援センターは、障害者の身近な地域において、雇用、保健福祉、教育機関の連携拠点として就業面及び生活面における一体的な相談支援を行う。
5 障害者職業能力開発学校は、障害者の職業的自立の見込みの有無に関係なく、技術革新の進展等に対応した職業訓練を行う。

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問題28-30(事例)

次の事例を読んで、問題28から問題30までについて答えなさい
(事例)
 Aさん(男性55歳)は19歳で精神科に初診。統合失調症の診断を受け、以後複数回の入退院を繰り返し、30歳時より現在のU病院に25年間入院している。病棟では穏やかに過ごせているが、退院の意欲は乏しい。既に両親は他界しており、兄弟がいるが、それぞれ結婚・独立していて、経済的に余裕はなく、Aさんの退院後の同居には拒否的である。
B精神保健福祉士は、主治医と話し合い、Aさんの退院に向けて取り組みを検討した。Aさんは当初「今さら退院しても暮らしていけない」と不安を表明し、兄弟も「病院で一生を送るのは不憫だが、入院していた方が本人も幸せなのでは・・・」と強い抵抗を示していた。B精神保健福祉士は、退院への動機が高まるよう、病院で行っているプログラムへの参加をAさんに働きかけていった。(問題28)
 そのプログラムに参加しているうちに、Aさんの疾病や服薬に対する理解も深まり、3カ月後には徐々に「退院したい」と希望を述べるようになった。B精神保健福祉士は、Aさん自身の意向も確認しながら、精神障害者地域移行・地域定着支援事業を受託しているV事業所と連絡をとり、地域移行に向けての支援を依頼した。V事業所は担当者を決めて、Aさんへの支援を開始した。(問題29)
 Aさんは時折、退院後の生活に不安をもらしながらも、病院のプログラムに参加し、V事業所の支援も受けて、少しずつ自信をつけていった。一方で、V事業所の支援も受け始めて3カ月を過ぎたころ、退院に際しては様々な調整課題が浮かび上がってきた。退院に向けて精神障害者福祉手帳の申請と同時に、退院後の生活保護の申請を行った。B精神保健福祉士は、Aさんが民間のアパートに退院することを念頭に、地域での生活に困らぬよう、V事業所と協働しながら様々な調整を図っていった。(問題30)
 退院への取り組みを始めてから半年後、Aさんは25年ぶりの退院を果たし、地域での定着支援を受けながら、安定した状態を保っている。



問題28

次のうち、この時点でAさんに行われる診療報酬上のプログラムとして、適切なものを一つ選びなさい。
1 精神科退院指導
2 精神科退院前訪問指導
3 精神科デイ・ケア
4 認知療法・認知行動療法
5 入院生活技能訓練療法



問題29

次のうち、この時点でAさんに対してV事業所が行う支援として、適切なものを一つ選びなさい。
1 地域の関係支援機関の利用手続き
2 信頼関係形成のための地域移行推進員の病院訪問
3 地域定着支援を行う多職種支援チームの形成
4 退院後に向けての自立支援医療の申請手続き
5 退院後の生活に必要な物品購入のための、地域への外出同行



問題30

次のうち、この時点でB精神保健福祉士が行う調整業務として、適切なものを一つ選びなさい。
1 U病院長からの本事業利用希望者の推薦
2 地域連携診療計画退院時指導の実施
3 生活福祉資金貸付制度による住宅入居費の貸付
4 地域自立支援協議会での支援決定
5 地域体制整備コーディネーターによる病院への働きかけ



問題31

国連議決に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 「世界人権宣言」(1948年)では、その第1条で「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である」としている。
2 「国際人権規約」(1966年)では、A規約において自由権規約(市民的・政治的権利)、B規約において社会権規約(経済的・社会的及び文化的権利)を定めている。
3 「障害者の権利宣言」(1975年)では、障害者の完全参加と平等をテーマにノーマライゼーション思想の普及が取り上げられた。
4 「障害者に関する世界行動計画」(1982年)では、障害者の機会均等化に関する標準規約が採択された。
5 「精神病者の保護及び精神保健ケア改善のための諸原則」(1991年)では、「すべての精神障害者は、病状が不安定な場合を除き、地域において生活する権利をもつ」としている。



問題32

障害者の定義に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 「精神保健福祉法」では、精神障害者を「統合失調症、知的障害、精神病質その他の精神疾患を有する者又は精神障害者保健福祉手帳を交付された者」と規定している。
2 国連で採択された障害者の権利宣言では、障害者を「先天的に身体的又は精神的能力の不全のために社会生活に必要なことを確保することが完全にできない人」と定義している。
3 児童福祉法では、障害児を「身体に障害のある児童、又は精神に障害のある児童をいう」と規定している。
4 障害者自立支援法では、障害者を身体障害者福祉法、知的障害者福祉法及び「精神保健福祉法」の各個別の法律を適用して18歳以上の者を規定している。
5 障害者基本法では、障害者を「身体障害、知的障害又は精神障害があるために継続的に日常生活に相当な制限を受ける者」と規定している。
(注)「精神保健福祉法」とは、「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」のことである。



問題33

精神医療審査会に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 個別の審査の案件については、合議体において決定された審査結果をもって、精神医療審査会としての審査結果となる。
2 合議体は、精神障害者の医療に関する学識経験者2名、法律に関する学識経験者1名、その他の学識経験者1名の4名によって構成される。
3 当該審査に係る入院中の者の医療機関に勤務する医師であっても、その主治医でない場合は委員として審査に係る議事に参加できる。
4 精神科医療機関に勤務する精神保健福祉士については、精神障害者の医療に関する学識経験者として委員に任命することができる。
5 委員の任命は、都道府県知事からの申請を基に厚生大臣が行う。



問題34

国際的な精神医療の歴史に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 1940年代、イギリスの医師、ジョーンズ(Jones,M)は、治療共同体という新しい治療理念を取り入れ、その後の精神病院改革におおきな影響を与えた。
2 バザーリア(Basaglia,F)らによるボローニャでの脱施設化を進める精神医療改革は、法律180号の制定(1978年)によってイタリア全土に広がりを見せた。
3 ケネディ(Kennedy,J.)は、大統領教書(1963年)により、アメリカ合衆国の精神医療改革としての地域ケアへの移行を目指す社会的協同事業体の設置を推し進めた。
4 WHO(世界保健機関)より派遣されたクラーク(Clark,D.)は、「日本における地域精神衛生-WHOへの報告」(1968年)を行い、公立精神病院の建設を提案した。
5 1970年代にアメリカで生まれた包括的地域生活支援(Assertive Community Treatment)の活動、ニューヨークのファウンテンハウスを源流としている。



問題35

精神保健福祉関連法規の歴史に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 昭和25年、精神衛生法によって都道府県に精神衛生センターを設けた。
2 昭和40年、精神衛生法の改正によって精神衛生鑑定医制度を開始した。
3 昭和62年 精神保健法によって任意入院制度を新設した。
4 平成7年 「精神保健福祉法」によって移送制度を創設した。
5 平成11年 「精神保健福祉法」の改正によって精神病院を精神科病院に改めた。



問題36

精神保健福祉士に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 精神保健福祉士法では、精神保健福祉士がその業務を行うに当たって、医師その他の医療関係者と協働してその業務を行うように協働義務を規定している。
2 障害者自立支援法において、市町村に精神障害者や家族の相談に対応する職員として、精神保健福祉士の配置が義務付けられた。
3 精神保健福祉士法では、精神保健福祉士の秘密保持義務を、精神保健福祉士でなくなった後においても同様であると規定している。
4 精神保健福祉士は、名称独占資格であり、国家試験の合格通知を受け取った時から精神保健福祉士の名称を使用することができる。
5 精神保健福祉士法では、精神保健福祉士の役割は精神障害者の社会参加の促進と国民の精神的健康の増進に寄与することであると規定している。



問題37

障害の除去(バリアフリー化)に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 精神保健法改正(平成5年)により、栄養士や調理師などの資格制度における精神疾患を理由とする欠格事由が廃止された。
2 心身障害者対策基本法の障害者基本法への改正(平成5年)において、障害者理解に対する啓発期間として障害者週間が設けられた。
3 「障害者対策に関する新長期計画(平成4年)」において、障害者理解に対する啓発期間として障害者週間が設けられた。
4 「精神保健医療福祉の改革ビジョン(平成16年)において、共生社会の周知度を計画期間中に成人国民の50%以上とすることが明示された。
5 「精神医療福祉のさらなる改革に向けて(平成21年)」では、心のバリア解消のための委員会の設置が7本柱の一つとして位置づけられた。



問題38

精神科病院の入院と処遇に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 任意入院による入院が6ヶ月を継続した場合、及びそれ以後は1年ごとに、患者から入院継続の同意書を取らなければならない。
2 医療保護入院では、入院日の属する月の翌月を初月とする同月以後の12ヶ月ごとに都道府県知事に定期の病状報告をしなければならない。
3 措置入院のための移送では、都道府県知事は当該の精神障害者に移送を行う旨を書面告知することを義務付けられているが、緊急な場合は口頭で説明してもよい。
4 緊急措置入院の場合、急速を要することから精神保健指定医ではない精神科医が判断してもよい。
5 緊急に状態が悪化した患者の隔離を行う場合は、12時間を超えない限り看護師が判断してもよい。



問題39

「医療観察法」に基づく社会復帰調整官の役割に関するつぎの記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 市町村長との連携は求められていないが、指定通院医療機関との協力体制の確保に努める。
2 対象者の生活環境の調査を行い、家庭裁判所の求めに応じてその結果を報告する。
3 指定通院医療機関及び都道府県知事の指導する内容に従って、対象者の地域社会における処遇の実施計画を立てる。
4 退院後の生活環境の調整のために、本人の希望する退院先の居住地にある地域活動支援センターの職員を中心に家族関係の調整を行うように依頼する。
5 対象者の通院治療の状況や生活状況を見守り、継続的な医療が受けられるように必要な精神保健観察を行う。
(注)「医療観察法」とは、「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律」のことである。



問題40

精神障害者保健福祉士手帳制度に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 精神障害者保健福祉手帳制度は、障害者基本法の一部改正により創設された。
2 精神障害者は、その居住地の市町村長に、精神障害者保健福祉手帳の交付を申請することができる。
3 精神障害者保健福祉手帳の交付の可否の決定について、申請を受理したときからおおむね1ヶ月以内に行うことが望ましいとされる。
4 初診日から6ヶ月を経過したものについては、精神障害者保健福祉手帳により生活保護法の障害者加算の認定に係る障害の程度を判定することができる。
5 精神障害者保健福祉手帳の交付を受け、その障害等級が1級又は2級である者は、税金の特別障害者控除の対象となる。



問題41

次のうち、障害者の就労支援を企業でに担う人材として、正しいものを一つ選びなさい。1 主任就業支援担当者
2 職場適応援助者(第2ジョブコーチ)
3 障害者就労支援コーディネーター
4 障害者職業カウンセラー
5 サービス管理責任者



問題42

障害者雇用率制度に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 法定雇用率は、常用労働者数から失業者数と除外率相当労働者数の合計を引いた数を分母とする。
2 法定雇用障害者数の算定は、企業のそれぞれの事業所単位ごとに行われる。
3 法定雇用障害者数の算定対象となる精神障害者の要件は、てんかん、統合失調症、躁うつ病、心因反応である。
4 法定障害者雇用数の算定は、精神障害者保健福祉手帳1級の人の場合、1人を雇用しても2人としてカウントされる。
5 法定雇用障害者数の算定は、週所定労働時間20時間以上30時間未満の短時間労働者の場合0.5人としてカウントされる。



問題43

障害年金に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 障害基礎年金には、障害の程度に応じ1級から3級までの等級が設けられている。
2 障害年金に該当するか否かを判断する上で重要となる障害認定日とは、原則として初診日から6ヶ月を経過した日をいう。
3 障害基礎年金を受給していた者が、老齢基礎年金を受給できる年齢に達した場合には、同時にこの年金を受給することができる。
4 障害認定日が満20歳になる前の場合は、障害年金を申請することはできない。
5 障害認定日当時は、障害基礎年金の等級に該当しなかった場合であっても、その後、障害の程度が重くなれば、事後重症で申請する制度がある。



問題44

公営住宅法及び同法施工規則に基づく精神障害者の公営住宅への入居に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 公営住宅への単身入居の資格については、所持する精神障害者保健福祉手帳の障害等級が1級又は2級に限り認められている。
2 精神障害者が申し込みに際し、現に精神障害者に同居親族がある場合には、単身で公営住居に入居することは認められない。
3 公営住宅を、精神障害者が入居する共同生活援助(グループホーム)として活用することはできない。
4 精神障害者が公営住宅への単身入居後、心神の状況等により日常生活を営むのに支障が生じた場合には、直ちに退去しなければならない。
5 事業主体は、申込者の身体上又は精神上の障害の程度だけではなく、その申込者が受けることができる介護の内容等を総合的に勘案して入居を判断する。



事例問題1 

次の事例を読んで、問題45から問題47までについて答えなさい。
(事例)
Cさん(男性41歳)は3ヶ月前にP市にあるW精神科病院を退院し、同病院への通院とデイケア利用を行いながら、Q市で暮らしている。
 Cさんが発病したのは30歳のころで、Q市に暮らしていた時であった。昼夜逆転の生活が続き、自室に閉じこもることが多くなり、そのうち独語も始まった。両親は心配し、受診をするように何度も説得を繰り返し、Cさんも受診だけならと渋々受け入れた。Cさんは両親とともにW精神科病院を受信し、D医師の診察を受けた。診察の結果、統合失調症で入院治療の必要性があるとの判断が示され、D医師はCさんに入院治療をすれば回復していくことを時間をかけて説明した。Cさんも「いつでも退院できるなら」と同意し、任意入院での入院となった。診察後、同病院のE精神保健福祉士はCさんに対し、病院での処遇や退院に関する説明を行った。(問題45)
 Cさんは一年後に退院したが、早い時期に仕事に就くなどして再発、再入院を繰り返し、社会生活から遠ざかった生活をすることになった。Cさんの父親は、Cさんの同級生が仕事や家族を持っている姿を見るに付け焦りを感じ、Cさんに対し、「ぶらぶらしていないでちゃんと仕事をしてほしい」とか「早く独立してほしい」と言ったりしていた。
Cさんは今回の退院に際し、W精神科病院のE精神保健福祉士を始めとする関係者との話し合いを行った。その結果、ます、退院後よりW精神科病院のデイケアに定期的に通うこととした。また、障害基礎年金の2級と精神障害者保健福祉手帳の2級を取得し、生活基盤の安定化とともに手帳制度に基づくサービスを利用できるようになった。(問題46)
 現在、Cさんは日常生活上の介護を必要とする状況ではないが、今後の生活についてE精神保健福祉士と話し合いをつづけている。その結果、自立した生活を実現していくには段階的な準備、訓練が必要だとの助言を得、P市にあるXグループホーム(共同生活援助)に入居し生活体験を積み上げていくことと、R市にあるY就労支援B型事業所(以下「Y事業所」という。)に通い就労に向けての訓練を進めていくこととした。(問題47)



問題45

次の記述のうち、E精神保健福祉士が行った説明として、適切なものを一つ選びなさい。
1 入院に自ら同意したことが分かるために、「任意入院同意書」にあなたのサインが必要です。
2 自分の意思でいつでも退院でき、退院を制限されることはありません。
3 入院に関する書類を渡しますので、後で読んでおいてください。
4 家族以外の面会には保護者の同意が必要です。
5 退院の希望は、病院の管理者に申し出ることが必要です。



問題46

Cさんに適用される税金の減免措置に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びさない。
1 預貯金額にかかわらず、その利子所得等に対しては課税されない。
2 自動車税が免除又は軽減される。
3 贈与税が非課税となる。
4 住民税の障害者控除が受けられない。
5 相続税の障害者控除が受けられる。



問題47

CさんのXグループホーム及びY事業所の利用に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 Xグループホームにおいて、ホームヘルプ(居宅介護)を利用することができる。
2 Xグループホームの支給決定期間は、支給決定日が属する月末までの期間と3年の範囲内でQ町が定める期間を合算したものとなる。
3 Y事業所を利用するためには、R市長の支給を受けることが必要である。
4 Y事業所を利用するためには、障害程度区分2以上の判定を受けることが必要である。
5 一般企業に就労した場合、その勤務形態にかかわらずY事業所利用の支給決定は認められない。



事例問題2

次の事例を読んで、問題48から問題50までについて答えなさい。
(事例)
Fさん(男性35歳)は自動車販売会社に勤める会社員である。これまでの営業成績は優秀であったため、営業成績が上がらない某営業所の所長に抜擢された。
 Fさんが営業所長になって6カ月が経過するも業績はなかなか改善されず、本社から、部下にノルマを課すよう命令された。しかし、部下からは反感を買ってしまい、Fさんはどうすればよいか悩む日々が続き追い詰められていった。やがてFさんは、夜寝付けず食事量が減り、仕事にも集中できなくなった。
 ある日の朝、Fさんは通もの勤電車に乗るため家をでたものの、駅で電車に乗れなくなってしまった。結局その日は会社を休んだが、翌日も、その翌日も会社へいけなくなってしまった。Fさんは妻に付き添われ広告で見た精神科病院のストレス外来を受診した。そこで、医師より「うつ病です」と告げられ、仕事を休んでしばらく自宅で療養することを勧められた。その後Fさんは自室に閉じこもったままで食事もとろうとせず、そのうち「生きていてもしんどい。死にたいと口に出すようになり、妻の説得で再びストレス外来を訪れた。診察のなかでFさんは、医師に「静かなところで一人になりたい」と訴えた。医師がこの病院の「ストレスケア病棟へしばらく入院してみますか」と言うとFさんは入院を希望し、そのまま入院した。(問題48)
 妻が会社へ連絡を取り、Fさんは医師の診断どおり3カ月間会社を休むこととなった。しかし、入院しても状態は改善せず、更に3カ月会社を休む期間を延長した。休職期間の延長が決まったことを受け、本社の総務課の担当者がFさんのところへ訪ねてきた。訪問の目的は、傷病手当金の支給についてであった。(問題49)
 結局、入院してから4カ月経過したところで自宅療養に切り替え、更に2カ月間自宅療養した。Fさんはようやく復職できるまでに回復してきた。そこで改めて復職の仕方について本社の健康管理室の精神保健福祉士と相談した結果、精神障害者総合雇用支援に基づくリワーク支援を受けることになった。(問題50)

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問題48

Fさんの精神科病院への入院に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 主治医は、Fさんが自ら希望する入院なので、一般病院同様、自由入院とした。
2 自ら希望する入院なので、Fさんは、開放処遇を受けることを、主治医から口頭により、説明を受ける。
3 精神科における開放的な環境での処遇とは、Fさんの求めに応じ、夜間を除いて病院の出入りが自由に可能な処遇をいう。
4 Fさんのように自殺企画の恐れがある場合は、開放処遇の制限が必要となるため、入院形態を任意入院とすることはできない。
5 Fさんが、自ら閉鎖的環境の部屋で過ごすことを希望した場合には、それが「患者の隔離」に当たる旨を主治医は文書で説明しなければならない。



問題49

次の記述のうち、この支給手続きの担当者による説明として、正しいものを一つ選びなさい。
1 雇用保険から給付される。
2 支給額は、1日について標準報酬日額の3分の2に相当する額が支給される。
3 申請をする窓口は、住所地の市町村である。
4 うつ病が治癒し、復職するまでの期間、給付を受けられる。
5 うつ病が治癒し復職した後、同じ病気が再発しても、再度の給付は受けられない。



問題50

次の記述のうち、この支援に関する精神保健福祉士の説明として、正しいものを一つ選びなさい。
1 障害者自立支援法に基づく制度であると説明した。
2 精神障害者保健福祉手帳を取得する必要があると説明した。
3 地域障害者職業センターの支援が受けられることを説明した。
4 この支援の利用には、前年の所得額に応じた費用負担がかかることを説明した。
5 Fさん、雇用事業主、主治医、公共職業安定所の四者が職場復帰に向け話し合いながら進めていくと説明した。



問題51

日本精神保保健福祉士協会の倫理綱領に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
1 他職種に対して精神保健福祉士の独自性と先見性を明示する。
2 福祉と平和のために、社会的・政治的・文化的活動を通し社会に貢献する。
3 専門的援助関係に基づき、主体的にクライアントの問題を解決する。
4 複数の期間で支援する際には、幅広い個人情報を共有する。
5 所属機関の業務改善を必要とする場合には、速やかに第三者に問題を申告する。



問題52

事例をよんで、G精神保健福祉士の対応に関する次の記述のうち、最も適切なもの一つ選びなさい。
(事例)
Hさん(女性38歳)は、うつ病で精神科デイケアに通っている。3年前にドメスティックバイオレンスがきっかけで発病し、2回の入院歴がある。夫とは離婚したが、入院により養育困難になった子供は2年前から児童養護施設に入所し、現在7歳になっている。ある日、Hさんの担当であるG精神保健福祉士に「子供と一緒に暮らしたい」と相談に来た。養育には少し不安はあるが、施設が遠方で頻回には行けず、会うとお互いに別れるのがつらいという。現在、病状は安定しており、生活保護を受給しながらの生活も軌道に乗っている。児童相談所職員には慎重に考えるよう助言され、Hさんの気持ちは揺れている。
1 子供の意思を確認することを提案する。
2 主治医にネグレクトの可能性について確認する。
3 子供の自宅外泊を願い出てみるよう提案する。
4 自身をつけるために、短時間の就労を支援する。
5 児童養護施設の近隣への転居を助言する。



問題53

精神保健福祉士が行うグループワークに関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
1 外傷後ストレス障害(PTSD)で苦しむ人のサポートグループを、オープングループで実施した。
2 退院準備学習会で、メンバー個々の薬の処方内容を教えた。
3 家族心理教育で、困った問題への対処は話し合わず、うまくいっていることを評価した。
4 精神科デイケアで、地域福祉計画の改善を求める署名活動を実施した。
5 就労移行支援事業所で、客からクレームへの対応を学ぶ社会生活技能訓練(SST)を行った。



問題54

精神保健福祉士がおkなう間接援助技術に関する次の記述として適切なものを一つ選びなさい。
1 地域援助活動における情報通信技術(ICT)の活用では、情報レテラシーを高めるよりも、効率性と迅速さを求める。
2 精神保健福祉組織の運営管理で重要なことは、その設置目的、理念を反映した目標を立て、共有化を図っていくことである。
3 ソーシャルアクションでは、交渉によって問題解決を試みる場合は、精神保健福祉士はイネーブラーとしての役割を果たす。
4 ケースアドボガシーとは、精神障害者が相互に権利擁護を行えるように援助することである。
5 地域福祉計画における連絡調整活動は、地域の問題解決にかかわる者の間でタスクゴールの検証行うことである。



問題55

社会資源に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
1 精神障害者にとってインフォーマルな資源である家族、友人、近隣は、公平で安定した社会資源である。
2 会社の上司や同僚はファーマルな資源に含まれる。
3 社会資源となるソーシャルサポートは、精神保健福祉士を始めとした専門家集団による支援で進められる。
4 精神障害者を対象とした新たな社会資源の開発のため、精神保健福祉士には社会起業家としての役割が期待される。
5 医療サービスの充実よりも、障害福祉サービス事業の施設の整備が社会資源づくりの基本となる。



問題56

事例を読んで、精神保健福祉士が福祉事務所の生活保護担当者に助言する内容に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
(事例)
S市では、精神保健福祉士が福祉事務所において、生活保護担当者に難しい事例への助言をしている。
今回、精神保健福祉士に相談があったのは、先々週、自殺未遂でZ総合病院に入院したIさん(男性、49歳)についてである。現在Iさんは精神保健病棟に移っているが、確定的な診断はなされていない。
 Iさんは一昨年、会社をリストラされ、再就職もうまく運ばない中、借金を繰り返し困窮した生活が続き、生活保護を受給していた。最近、なやんだ末に、睡眠剤とアルコールを多量に飲んで自殺未遂に至った。二人の子供がいるのが、妻は生活と学費のためにできた借金とIさんの自殺未遂で疲弊している。
1 自立支援プログラムの適用について助言した。
2 精神障害者保健福祉手帳を取得し、就労支援を受けることを助言した。
3 アルコホーリクス・アノニマス(AA)に入院中から参加することを助言した。
4 借金の利子が増えるので、早急に社会保険労務士との契約を勧めた。
5 精神障害者の労災認定請求を進めるように助言した。



問題57

精神保健福祉士が取り扱う相談記録に関する次の記述の内、適切なものを一つ選びなさい。
1 記録の内容についての責任を持ち、管理は所属機関の事務部門に一任する。
2 利用者のプライバシーの保護の観点から、閲覧は個別担当者に限定する。
3 客観的事実と専門職としての判断について、それぞれの観点から記述する。
4 利用者のライフイベントの記録には、逐語記録が効果的である。
5 終結した援助は再開することもあるので、記録は永久保存する。



問題58

精神障害者就職サポーターが行う就労支援に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
1 障害者の雇用の促進等に関する法律で定められた障害者雇用率を達成していない一般事業主に対して、指導を行った。
2 求職登録後に、本人に対して通院服薬状況及び病歴等について詳しく聞き、自己理解を促した。
3 精神障害のある休職者に対して、障害者就労継続支援事業所(B型)に職業紹介した。
4 カウンセリングにより本人の課題が改善した場合に、継続してサポーターによる面接訓練を行った。
5 公共職業安定所(ハローワーク)を通じて就職した精神障害者が、同僚から冷たくされると訴えてきたので労働基準監督署を紹介した。



問題59

精神保健福祉士が行う個別援助に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
1 思春期の発達障害者の家族に、養育態度を自省するよう助言した。
2 躁うつ病患者の家族に、一過性であるとことを踏まえた対応を助言する。
3 認知症の高齢者に、思いこみを訂正し事実を認識してもらうよう支援する。
4 統合失調症患者が幻聴に対処する方法を見つけることを支援する。
5 休職中のうつ病患者に、復職時期を自分で決めるように助言する。



問題60

精神保健福祉士が行うコンサルテーションに関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
1 地域体制整備コーディネーターに、長期入院者の情報提供を行った。
2 刑務官に、受刑者の社会復帰支援における社会生活技能訓練(SST)の活用と効果を教えた。
3 成年後見人である弁護士に、精神障害者に関連する法制度について助言を行った。
4 スクールソーシャルワーカーと、不登校児童の自宅に同行訪問した。
5 同職場の社会福祉士に、若年性認知症の障害年金申請の方法を伝えた。



問題61

うつ病の家族教室に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
1 発症は、環境要因によるものではなく、遺伝的要因によることを学ぶ。
2 教室の場では、自殺についての話題を避ける。
3 本人の体調変化をテーマとして話し合う。
4 本人が悲観的に考えている問題は、早期決着が重要であることを学ぶ。
5 抗うつ薬は、病状改善とともに早期に中止するように伝える。



問題62

グループスーパービジョンの実施におけるスーパーバイザーの役割に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
1 スーパーバイジーの抱える個人的問題をグループの課題として取り上げる。
2 各々のスーパーバイジーが同一視できるよう理想像を示す。
3 グループダイナミクスを活用し、グループでの共同責任を分担する。
4 他のスーパーバイジーのかかわりを参考に、援助を自己点検するよう促す。
5 ピアスーパービジョンに発展した場合は、引き続き進行役を務める。



問題63

地域におけるネットワークに関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
1 ネットワークの構成員は、所属する職場の影響から独立している。
2 ネットワークの発揮する力は、参加する構成員が持つ力の総和に等しい。
3 地域生活を直接支援するためのものであり、行政内部の会議は除外される。
4 段階的に発展していくものであり、市民団体の参加が最終的な到達目標となる。
5 ネットワークの構造は柔軟で開放的である反面、不安定な状態に陥る場合がある。



問題64

精神保健福祉士ボランティアに関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
1 イベント主催者の求めに応じ、精神障害者の参加を精神保健福祉士ボランティアが約束した。
2 精神保健福祉士ボランティアが関わることによって、精神障害者の対人関係の幅を広げる機会にした。
3 精神保健福祉ボランティアの養成を行い、専門家不足を解消した。
4 精神保健福祉ボランティア講座では技術獲得が目標になっているので、精神療法のスキル習得を行った。
5 精神保健福祉士がボランティア団体の組織化を行い、活動目標を設定した。



問題65

Jさん(男性、42歳)は地域活動支援センターにおいて、ピアカウンセラーとして活動している。Jさんはセンターのスタッフに「仲間の相談に乗ることで、こちらが力をもらっています。Jさんの発言に関する内容として、適切なものを一つ選びなさい。
1 体験的知識
2 ピアスーパービジョン
3 ラポール
4 ヘルパーセラピー原則
5 役割演技



問題66

ケアマネージメントに関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 トリアージによって、緊急性の高い問題が生じている人から支援を開始する。
2 コミュニケーションをとりづらい場合は、精神保健福祉士がニーズを把握する。
3 支援を必要としている人を発見するために、地域のネットワークを活用する。
4 病状の程度を基に支援計画のゴールを設定する。
5 アセスメントは主観を排して客観的な事実を基に行う。



問題67

事例を読んで、K精神保健福祉士のカウンファレンスでの提案に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
(事例)
精神科病院のK精神保健福祉士は、境界性パーソナリティ障害で通院中の患者Lさん(男性17歳)の入所する児童養護施設の家庭支援専門相談員より、カンファレンスへの参加依頼を受けた。Lさんは、父や児童相談福祉司が退所後の生活について相談しようと面会に訪れると、施設内の物に当たり暴れる。また、それを注意する担当職員に罵声を浴びせ、小突くなどするが、そのすぐ後に担当職員を探し職員室にやってくる。さらに、本人の面接の希望に、多忙な担当職員が応じられないでいると、怒鳴ることを何度か繰り返しているという。
1 担当職員に暴力を振るわないよう、約束事を取り決める。
2 面接の希望には、担当職員が速やかに応じる。
3 Lさんの自立支援計画は、担当職員が策定する。
4 退所後の住居は、家庭支援専門相談員が決定する。
5 父親が、暴力についてLさんに内省を促す。



問題68

包括的地域生活支援(ACT)モデルに関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 精神保健福祉士が生活支援、看護師が服薬支援を行うなど、役割を明確にしている。
2 ゲートキーピング(門番機能)は不要である。
3 すべての精神障害者を対象とした支援プログラムである。
4 家事援助、対人関係援助、健康増進、就労支援なとの生活支援スキルを活用する。
5 援助には期限を設定している。



事例問題

次の事例をよんで、問題69から71について答えなさい。
(事例)
M精神保健福祉士は、U地域活動支援センターI型(以下、「Uセンター」という)に勤務し、精神障害者支援の中心的な存在として相談援助活動を行っている。
 あるとき、Nさん(男性、25歳)が母親と一緒にUセンターを訪れ、M精神保健福祉士が応対した。Nさんはアスペルガー症候群と診断されており、幼少時から児童相談所の相談援助を受け、精神障害者保健福祉手帳を取得している。小中学校は普通教育で学び、高校では生徒や教員との関係がうまくとれずに一時不登校となったが、4年かけて卒業し、休みなく勤務していた。しかし上司からの指示の意味が分かりにくいこと、場に適した言動が上手にとれなかったことから、徐々に職場の人間関係が悪化していった。1年後には職場を休みがちになったため、休業となっていた。そして、父親の仕事の関係で隣県に転居が決まり、やむなく退職したという。
 母親は、今度は発達障害について理解ある環境で働いてほしいと思い、件の発達障害者支援センター相談にいった。しかし、自宅から遠方にあるため、そこからの紹介でUセンターにNさんとともに来所したとのことであった。
 Nさんは無表情でことばも少なく、活気が感じられなかった。しかし、小声ながらも「できればまた会社で働きたいし、皆と楽しく過ごしたい」と希望したことから、M精神保健福祉士は支援を開始することとした。(問題69)
 その後、M精神保健福祉士は関係機関と連携・協力しながら支援を進め、Nさんはトライアル雇用の制度を活用して電気部品製造工場に検品の仕事で働くことが決まった。(問題70)
 M精神保健福祉士は、Nさんが働く工場で支援を行うこととした。そのため同じ法人内にある障害者就業・生活支援センターの職員と一緒に工場を訪問し、工場長および従業員と話し合う場を持った。(問題71)



問題69

次の記述のうち、この時点でM精神保健福祉士が話す内容として、最も適切なものを一つ選びなさい。
1 お母さん、表情もないし活気もないので、心配ですね。治療に専念した方がよいのではないですか。
2 Nさん、前の職場ではつらかったのではないですか。お母さんも今後のことが心配でしょうね。
3 最初にアセスメント用紙に記入していきますので、家族状況から教えていただけますか。
4 大学は4年間で卒業できてますね。高校では、なぜ一時的に学校へいかなくなってしまったのですか。
5 最近は不況ですから、なかなか障害者の雇用状況は厳しいです。1年間ほどかかることを覚悟してください。



問題70

次のうち、トライアル雇用が決まるまでに、Nさんが利用した社会資源として、最も適切なものを一つ選びなさい。
1 精神科医療機関デイ・ケアのうつ病リワークプログラム
2 地域活動支援センターⅢ型の作業活動
3 発達障害者支援センターの発達障害者就労支援者育成事業
4 公共職業安定所(ハローワーク)の職場適応訓練
5 多機能型障害福祉サービス事業所の障害者就業移行支援事業



問題71

次の記述のうち、この時の話し合いでM精神保健福祉士らが提案したNさんへの雇用管理の支援として、最も適切なものを一つ選びなさい。
1 作業台を拭かせるときは「きれいに拭きなさい」と指示して確実にできるようにする。
2 担当する作業内容を頻繁に変更して飽きさせないようにする。
3 完成品及び慣習や暗黙のルールは、Nさんから聞いてくるのを待って自主性を育てる。
4 職場内の慣習や暗黙のルールは、Nさんから聞いてくるのを待って自主性を育てる。
5 短時間労働から始め、休息を多く取らせて疲れさせないようにする。



事例問題2

次の記述を読んで、問題72から問題74までについて答えなさい。
(事例)
 Aさん(女性,48歳)は、短期大学卒業後、親の勧めで見合い結婚し、2児をもうけた。夫は大手企業に勤務し、結婚当初より出張が多く、Aさんは育児と家事を中心とした生活を送っていた。38歳時に、夫が海外に単身赴任となり、Aさんは飲酒で寂しさを紛らわすようになった。そして、時間に関係なく、夫に帰国を求める電話をするようになった。夫はAさんの飲酒を理解できす、電話にも応じなくなった。2年前、長男が海外に留学し、翌年には次男が就職に伴い社員寮に入った。一人暮らしとなったAさんは食事もあまりとらず、連続飲酒が始まった。次男が久しぶりに帰宅すると、家の中は酒臭がひどく、極端に痩せたAさんを見つけた。次男がAさんに声をかけても反応が鈍いため、アルコール専門病院に連れて行った。診察の結果、アルコール依存症と診断されそのまま入院となった。
 1週間後、解毒治療により離脱症状が始まったAさんは、主治医からアルコールリハビリテーションプログラム(以下「ARP」という)を進められ、今後の入院生活のことは医療相談室に相談するように言われた。Aさんは自分を病気とみとめておらず、入院治療に不安があった。そのようななかで、医療相談室のB精神保健福祉士はAさんと何度も面接を行った。(問題72)
 その後、Aさんは、退院者がリーダーをしている院内の自助グループに、B精神保健福祉士に付き添われて初めて参加した。(問題73)
 AさんのARPも終わりに近づき、退院に向けた準備をするため、B精神保健福祉士はAさんの次男も交えて面談を行った。Aさんは、自分は一人暮らしで再飲酒に対する心配があると話した。次男は、自分もアルコール依存症に関する知識を持ちたいし、母親の再飲酒を防ぐためにできることはないかと尋ねた。そこで、B精神保健福祉士は、Aさんに地域にある断酒会の利用を勧め、次男と一緒に見学するよう提案した。(問題74)



問題72

次のうち、この面談におけるB精神保険福祉士の支援として、最も適切なものを一つ選びなさい。
1 スクリーニングテストを実施した。
2 喪失感を克服するよう助言した。
3 生活態度の改善点を指摘した。
4 セルフモニタリングを行った。
5 心理教育への参加を促した。



問題73

次のうち、この辞典におけるB精神保険福祉士の支援として、適切なものを一つ選びなさい。
1 リーダーにAさんの横に座るように依頼した。
2 Aさんに入院の不安を語るように勧めた。
3 メンバーにAさんの参加目的を伝えた。
4 リーダーにグループの決まりごとを伝えるように依頼した。
5 メンバーに女性のグループをつくるように提案した。



問題74

次のうち、B精神保険福祉士が利用を勧めた理由として、適切なものを一つ選びなさい。
1 次男も一緒に参加できる。
2 Aさんの名前を言わなくてもよい。
3 定期的な仲間の訪問がある。
4 Aさんの飲酒のコントロールを依頼できる。
5 低額な利用料で参加できる。



事例問題3

次の事例を読んで、問題75から77までについて答えなさい。
(事例)
 T県精神保健福祉センターでは、就労している精神障害者の自助グループV会が、月1回集まりを持っている。毎回20名ほどの会員が集まってレクレーションなどを楽しんでいる。ある時、担当のC精神保健福祉士のところに会員のDさんが、バレーボールをしたいと言ってきたので、精神保健福祉センターの体育館で練習することになった。バレーボールは、一部の運動好きの会員には好評で、V会とは別にチームを作り、毎月1回練習をするようになった。その後、Dさんから対外試合をしたいという意見が出された。そこで、C精神保険福祉士は、県内の精神障害者スポーツに関する当事者のニーズを把握することにした。(問題75)
 C精神保健福祉士は、スポーツ大会に参加したいという希望があったことから、バレーボールの県大会を実施できないかと考えるようになった。上司などと相談し、実行委員会を組織して大会準備を進めることとなった。その後、T県の家族やボランティアを始めとする精神保健福祉士の関係機関・施設・団体や障害者スポーツの関係団体などで実行委員会が組織され、第1回委員会が開かれた。(問題76)
 県大会には、自助グループ、地域活動支援センター、精神科病院のデイケアなどに所属している20チームが参加した。V会から誕生したチームも出場したが、残念ながら2回戦で敗退してしまった。しかし、参加したDさんが、C精神保健福祉士のところにやってきて、「試合に負けたのは悔しいけど、試合の最中、チームに貢献してるな、役に立ってるなと感じた」と嬉しそうに話してくれた。また数日後、C精神保健福祉士は、審判を担当した役員から、皆が皆が真剣に試合に取り組んでいたと声をかけられた。さらに、実行委員からも大会が成功だったと言われた。(問題77)



問題75

次のうち、C精神保健福祉士が行ったニーズ把握方法として、適切なものを一つ選びなさい。
1 精神保健福祉センターで受けている相談内容を分析した。
2 無作為抽出した県民にアンケートを郵送した。
3 数箇所の精神科デイケアのプログラムに参加し、メンバーに話を聞いた。
4 他都道府県の精神保健福祉センターに電話し、実施状況を把握した。
5 家族会を中心にグループインタビューを実施した。



問題76

次のうち、この時点での実行委員会で検討した内容として、適切なものを一つ選びなさい。
1 偏見を助長する可能性があるので、報道機関の取材は断ることにした。
2 企業に協賛を依頼することにした。
3 精神障害者スポーツ振興に関する補助金制度の創設を働きかけることにした。
4 V会に大会事務局の役割を担ってもらうことにした。
5 事故防止を考えて、選手はスポーツ経験者とした。



問題77

次のうちこれらの言葉を聞いたC精神保健福祉士が考えた大会の成果として、適切なものを一つ選びなさい。
1 三障害統合が促進できた。
2 新たな自助グループができた。
3 差別・偏見が解消できた。
4 精神障害者の体力が向上を促進できた。
5 関係機関や団体が連携できた。



事例問題4

次の事例を読んで、問題78~80までについて答えなさい。
(事例)
 J精神保健福祉士は、Y精神保健福祉センターに地域体制整備コーディネーターとして配置されている。ある日、J精神保健福祉士が担当している圏域のQ市におけるX精神科病院(以下、「X病院」という。)のF精神保健福祉士が3箇所、通所・入院サービスを提供している福祉サービス事業所が5箇所ある。X病院からの依頼は、建て替えによるベット数削減という現実的な理由からであったが、J精神保健福祉士にとっては好機ととらえられた。市の福祉事務所も長期入院患者の地域移行を大きな課題としており、J精神保健福祉士は、早速X病院に事業に関する説明に出向いた。(問題78)
 しばらくX病院に通うなかで、十数名の候補者がリストアップされた。F精神保健福祉士と相談し、昨年隣市で退院したGさんを招いて、経験談を語ってもらったところ、数名が退院の希望を伝えてきた。その中にHさん(男性、62歳)がいた。Hさんはかつて印刷工だったが30歳代で入院し、退院を勧めても首を縦にふらないまま長期入院となっていた。ADLは自立しているが、身内もおらず、ずっと生活保護を受給している。地域移行推進員との面接では「Gさんは楽しそうに話していた。仲間がなくなったり、顔なじみの看護師が退職したりして、ここにいても自分には楽しいことがなくなった」「自分は書技で敵なしだったが、最近は相手になる患者や職員が減ってしまった」と話したそうである。退院したいという気持ちになっている今のタイミングを大事にして、Hさんを後押ししようということになり、かかわっている人たちで退院に向けた具体的な支援計画が立てられた。(問題79)
 X病院での取り組みがきっかけとなり、Q市の他の医療機関や福祉サービス事業所が長期入院者の退院や地域定着支援に関心を寄せてくれるようになった。そこで、J精神保健福祉士とF精神保健福祉士を中心に、退院支援ネットワーク会議が結成され、課題の共有化に向けての話し合いが行われた。(問題80)

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問題78

次のうち、この時点で行うJ精神保健福祉士の活動として、適切なものを一つ選びなさい。
1 福祉事務所に対象となる事例の選定会議を主催してもらう。
2 地域移行推進員の助言を受けながら進める。
3 精神科デイケアで説明会を開催する。
4 病棟での説明会の開催とパンフレットの配布を依頼する。
5 市内の他の精神科病院にも同時に働きかける。

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問題79

次のうち、Hさんの支援計画として、適切なものを一つ選びなさい。
1 看護師や作業療法士による生活技能の査定
2 介護支援専門員による将棋クラブへの同行
3 F精神保健福祉士による緊急通報システムの導入
4 市の保健師による退院前訪問指導の実施
5 生活保護担当者によるアパート保証人のあっせん



問題80

次のうち、ここで展開される活動として、最も適切なものを一つ選びなさい。
1 就労訓練を希望する精神障害者のために、ジョブマッチングを開始する。
2 X病院の入院患者を対象にピアサポーター研修への参加を呼びかける。
3 相談支援事業者が市からあんしん賃貸支援事業の委託を受けられるよう支援する。
4 地域自立支援協議会と連携し、ネットワークのあるQ市に退院先を集中させる。
5 福祉事務所に自立支援業務を担当する精神保健福祉士の配置が必要であることを確認し合う