追い込まれた新六(しんろく)最終

こんにちわ、喜屋カンナです。

その前に、高知県沖の海上で7日夕方、米軍海兵隊FA18戦闘攻撃機1機が墜落しました。パイロットじは緊急脱出したそうです。自衛隊機も出動です。
トランプへ、しっかり見ておきなさい、自衛隊を。ということで、追い込まれた新六(最終)です。(その1~その3までは、前の投稿を参照してください。)

勘当された新六は、江戸に来て商売に成功しました。浮浪者に教えてもらったアイデアの一つを実行したのです、それには、成功する3つの要因がありました。

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新六がしたのは、木綿を手拭いの長さに切って売るという、たった一手間だけです。しかし、人は、この一手間が面倒くさくて、ここにお金を出してしまうのです。

 たとえば、コンビニや自販機でお茶を買うのは、今ではごく普通のことですが、一昔前は、ペットボトルのお茶などありませんでした。お茶をの飲みたければ、自分でお湯を沸かして急須(きゅうす)で淹(い)れていましたし、外へ行くときでも、自分で淹れたお茶を水筒に入れて持っていきました。
当時はそれが当たり前のことだったので、ペットボトル入りのお茶が発売になったときは、「そんな物、誰が買うんだ」と思われていました。

 ところが、今ではお茶を淹れるという一手間を面倒くさがり、ペットボトル入りのお茶を買う人の方が大勢を占めています。確かにペットボトルのお茶は手軽です。しかも夏なら冷たく、冬なら温めてあります。つまり、ペットボトルのお茶を買うというのは、お茶そのものだけでなく、「お茶を淹れる」「冷やす(温める)」「水筒に詰める」といった「手間」を一緒に買っているのです。

「・・・」

ちょっとした手間をかけるというのは、あくまでも商売の基本です。商人なら誰もがしていることなので、新六が大きな儲けを得られたのには他にも理由があります。

 新六は、手拭いをただ売るのではなく、必要としている人のいるところで売る、それも相手が喜ぶようなことを言って売るという工夫を重ねました。この工夫を重ねたところが新六の才覚なのです。

おしまい
齊藤孝「最強の世渡り指南書」より
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新六の才覚は、一手間掛ける、必要としている場所で売る、相手が喜ぶようなことを言う、です。
これって、いまでも通用するんじゃないでしょうか。
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