ようこそ よろこぶやへ
よろこぶやは、じいさん、ばあさんがより幸せになるように応援します。
秋刀魚を食べたらすごくおいしい。暑い夏はおわりになりそうです。
それでは、日曜日のうんちくをお楽しみください。
日曜日のうんちく
遺伝子の数
人間の細胞の数が、どのくらいかというと、体重10KGで10兆個、体重60KGで60
兆個ですので、1KGあたり1兆個になります。。
ご存知のようにように、人間は細胞分裂を繰り返して、成り立っています。
細胞は、細胞膜の中に細胞質があり、核があります。
その核の中に、遺伝子あり、二重のらせん構造をしています。これがDNAです。
このDNAは、四つの塩基
- アデニン(A)
- チミン(T)
- グアミン(G)
- シトシン(C)
と
- 糖(S)
- リン酸(P)
が結合して二重のらせん構造となっています。
AはTとGはCとそれぞれついとなります。
このDNAには、30億の化学の文字で情報が書かれています。
30億の化学文字の情報は、1ページ1000語で1000ページの本にすると
3000冊分となります。
これだけの情報をもったDNAが、細胞ひとつひとつに入っています。
つまり、人間の情報量は、
=細胞の数(60KG×1兆個/KG)×DNAの情報量(30億の情報/DNA)
=60兆×3000冊分の本(1ページ1000語1000ページ)
=180000兆冊の本と同じ情報量
となります。
とんでもなく膨大な情報によって、人間は生きていることになります。
人間のように複雑な生き物は、DNAの中にある4つの塩基(アデニン(A)
チミン(T)グアミン(G)シトシン(C))の組み合わせからなる情報によってきめら
れ、その情報量も180000兆冊の本と同じ量なのですが、微生物も遺伝子の構造は同
じなのです。
カビや大腸菌のような、細胞1個で生きている生物と細胞60兆個で生きている人間は、
生物の基本原理は一緒なのです。
遺伝子の暗号
カビも人間も、遺伝子には、たんぱく質をつくる暗号が書かれています。
たんぱく質が私たちの体の中で水とともにもっとも大切な物質で、それですべての根源が
なりたっています。
そのたんぱく質は20種類のアミノ酸からできています。
アミノ酸の組み合わせ方で、たんぱく質の性質が変わってきます。
DNAは、20種類のアミノ酸をどのように組み合わせるかを
4つの塩基(アデニン(A)チミン(T)グアミン(G)シトシン(C))うち
3つの塩基の文字で命令しているのです。
たとえば、ATGは、1番目が(A)、二番目が(T)、三番目が(G)という3連文字
となりますが、これは、暗号解読表によると、ひとつのアミノ酸、メチオニンを指示して
いることになります。
このようにアミノ酸を指示して必要な性質のたんぱく質を指示するのです。
これが遺伝子(DNA)の暗号です。
参考文献:「生命の暗号」村上和雄
よろこぶや