ようこそ よろこぶやへ

よろこぶやは、じいさん、ばあさんがより幸せになるように応援します。

すこしずつ 涼しくなってきましたね。

それでは、日曜日のうんちくをお楽しみください。

日曜日のうんちく 

遺伝子のスイッチ

なんと遺伝子にはスイッチがあります。

スイッチがオンで遺伝子は働き、オフにすると休みます。

では、どのようにしてスイッチをオン、オフにすることができるのか

第一の要因は、温度変化のような物理的なことです。

ある種の魚は温度が大きく変化すると、オスとメスの比率が変わってしまいます。

これは、温度変化で、性ホルモンをつくる遺伝子の働きがオンになったりオフになったり

するからです。

第二の要因は、科学的なことです。

たとえば、ニコチンやタールなどの科学物質が体内に取り込まれると、肺ガンになると

いわれているのは、眠っていたガン遺伝子が目覚めて働きだすからです。

第三の要因は、精神的なことです。

たとえば、肉親を失うような大きな精神的なショックを受けると、一晩で白髪がどっと

増えたりします。

ところが、

驚いたことに、笑いによって遺伝子をONにし、病気を治すことができます。

実験

糖尿病患者さんで実験が行われました。

遺伝性でない糖尿病患者(インシュリン治療なし)19名(男性16名、女性3名)

と健常者5名(男性2名、女性3名)がその対象です。

平均年齢患者63.4歳、健常者53.6歳です。

実験は2日間で行われました。

1日目は、条件をそろえるために同じような生活をします。

食前に血糖値を測定し、正午に500キロカロリーの寿司を食べて、午後1時から

糖尿病のメカニズムに関する退屈な講義を聞いてもらい、その後に血糖値を測定します。

結果、講義後の血糖値は上昇しました。平均で123mg/dlの上昇です。

2日目は、講義ではなく、漫才を聞いて笑ってもらいました。

結果、漫才で大笑いした後の血糖値は、なんと平均77mg/dlしか上昇しなかったのです。

つまり、笑うことによって、血糖値の上昇が抑制されたのです。

この実験に立ち会った糖尿病の専門医もびっくりです。

実は、びっくりすることは、これだけではありません。

この実験で、どの遺伝子が働いていたかを調べています。

1500の遺伝子のうち、漫才でおおいに笑ったあと、活動が活発化した遺伝子

10種類。逆に活動が低下した遺伝子が5種類見つかりました。

つまり

笑うことによって、少なくとも10種類の遺伝子がオンになり、5種類の遺伝子がオフ

になったのです。

今回の実験で活発になった遺伝子は、体内に侵入した異物を分解する酵素

「カテプシンS」や免疫情報の伝達に関係するたんぱく質「T細胞レセプター」

などの遺伝子で、いずれも人の免疫力向上に重要な役割を果たしているものです。

一方、活動が鈍ったのは、癌を抑制する遺伝子の働きを邪魔するたんぱく質の遺伝子

血圧の上昇に密接な酵素レニンに関する遺伝子です。

まさに、笑うことが、免疫力を高めたのです。

                     

                  参考図書:「遺伝子オンで生きる」村上和雄