警察と泥棒

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今の幼稚園の園児は、蛇口をひねれないという。
耳を疑ってしまうが、本当のことらしい。

何でも、指をひねるという動作ができないらしい。
考えると、我が家の風呂も、昔ながらの蛇口ではなく、筒状のハンドルを回して湯加減を調整する。

また、小学生が運動会のかけっこで、まっすぐ走れず、ふらふら白線を踏む児童がいたりする。
まったくもって信じられない現象だ。

私が小さいころは、よく走った。町中を走り回った。
小学生のころ、警察と泥棒という遊びがあった。
隣のA君、道を挟んだ家のB君、同じ通りのいとこのCさん、一つ離れた通りのDさん、いつもおっかないE君が、学校の帰りになんとなく集まって、じゃんけん、ぽん。
警察と泥棒にわかれる。

ルールは、泥棒が隠れて、警察が見つけて逮捕するというもの。鬼ごっこと同じだが、守備範囲が町全体となりスケールが大きい。

町には、川が流れていて、神社があり、商店街がある。路地があり、家と家の隙間を人が通ることもできる。F洋服店は、表通りから裏通りまで細長い店の作りで、表通りから裏通りにぬけられる。

町全体が範囲だが、家の中に隠れてはいけない。公共部分のどこかに泥棒が隠れて、逃げ回る。警察は、走りまわって泥棒を追いかけるという遊びである。
車の通りが少ない商店街なので、全力で走って追いかけたものだ。
今考えると、やはり遊びの中心は神社だったように思える。

小学校の運動会で、ふらふら走っている児童なんていなかった。

何十年も前の話である。

体全体を使った運動は、脳を活性させる。(?はず!)
といわれている。

いまの子供は、一人で遊ぶことが多い。テレビゲーム、漫画、携帯など、一人でもくもくとやっている。

テレビゲーム、漫画、携帯は、すべて、脳がリラックスする。

塾へ行かされて、競争のストレスにさらされてしまえば、ほっと一息テレビゲームをして脳を休めたくなるのも良くわかるが、それだけでほんとうに良いのだろうか?少し心配になる。

今思うに、
みんなでわいわい、がやがやと、チームで考え、体全体を使って行動する「泥棒と警察」とは、とてつもなく脳を活性化させるゲームであった。
それに変わるものが、今の時代にあるのだろうか?

よろこ