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放送大学「認知科学の展開」の講義の中に、おもしろいことを見つけました。

認知科学の「考える力」です。

実は、もうすぐ放送大学の単位認定試験があります。

同様の問題がでればよいのですが!!

それでは、日曜日のうんちくをお楽しみください。

日曜日のうんちく 

考える力ーその2-

カードと封筒の問題をやって見ましょう。

カードの問題

画像の説明

各カードの片面にはアルファベットがひとつ印字されていて、その裏面には数字がひとつ印字されいます。

印字のルールとして、カードの片面に母音(A、I、U、E、O)が印字されている場合は、そのカードの裏面には偶数が印字されていなければならない。

というルールがあるとして、

上の4枚のカードのそれぞれが、このルール通りに印字されているかを調べるためにどのカードを裏返して調べますか? 必要なカードだけを裏返しなさい。

・・・・・・・・・・

さて、どうでしょうか。少し難しいでしょうか?

では、この答えを発表する前に、次の封筒の問題を考えてみてください。

封筒の問題

画像の説明

各封筒の片面には、かならず80円切手が貼られています。その裏面に封シールが貼られている場合があります。

郵便料金のルールとして、封シールが貼られている場合は、その封筒には20円切手を余分に貼らなければなりません。

上の4通の封筒が、それぞれこのルールとおりに切手が貼ってあるかを調べるために、あなたはどの封筒を裏返して調べますか。

必要な封筒だけを裏返しなさい。

・・・・・・・・・・・

さて、この問題はどうでしょうか?

これはカードの問題より簡単と思われる方が多いのではないでしょうか?

カードの問題も、封筒の問題も、答えは、両側を裏返して調べる。です。

いかがでしたか? しかもどちらの問題も、まったく同じ思考を要求する同質な問題なのです。

ところが、封筒の問題は、正解だったが、カードの問題は間違えたと言う人がたくさんいらっしゃいます。

同質の問題なのに、なぜそのような結果になるのでしょうか?

その原因は、私たちの経験や記憶や知識に関係しています。

私たちは、封筒の切手をはった経験や、似た経験や知識があるので、問題が易しいのです。

一般的に、人間の考える力は、経験や記憶や知識などと無関係ではありません。

私たちが思っている以上に、経験や記憶や知識に基づいているのです。

つまり、経験や記憶や知識がある問題は、簡単に解けるが、たとえ同質な問題であったとしても、経験や記憶や知識のない問題は、難しいのです。

なかなか興味深い発見でした。

この問題、単位認定試験問題に出ればいいのに!



よろこ