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今日は、考える力という話です。

同じ内容の問題なのに、簡単に感じる問題とそうでない問題があります。

それは、どうしてでしょう? 

認知科学が関係しています。

それでは、日曜日のうんちくをお楽しみください。

日曜日のうんちく 

考える力

問題をやって見ましょう。

飛行機の問題

画像の説明

上空を飛行機が左から右に飛んでいます。
その飛行機から、鉄球を落とします。

その時、鉄球は、どのような方向にどのような軌跡を描いて落ちていくでしょうか?
 
次の A B C から選びなさい。

画像の説明

この問題どうですか?

意外に多くの人が、この問題は難しく、答えに自信がないという方が多くいらっしゃいます。

では、答えを出すまえに、次の問題を考えてみてください。

*崖の問題

画像の説明

鉄球が左側から右側に転がっています。

崖から鉄球が落下した場合、鉄球はどのような方向にどのような軌跡を描いて落ちていくでしょうか?

次の A B C から選びなさい。

画像の説明

この問題はどうですか?

これは簡単と思われる方が多いのではないでしょうか?

飛行機の問題も崖の問題も、正解は、A です。

では、なぜ飛行機の問題のほうが難しく思えるのでしょうか?

これは、私たちの経験によります。

私たちは、飛行機から物体が落ちるのを実際に見たことはないでしょう。

しかし、ある方は、飛行機からパラシュートで落下するスカイダイビングの場面をテレビで見たことがあると言うかもしれません。

テレビの映像では、スカイダイバーが真下に落ちていきます。そのことを無意識的に思いだした方は、Bが正解かなと思われたかもしれません。

実際のところは、ダイバーの動きも Aの動きをしているのですが、右に移動している飛行機から見ると真下に落ちていくように見えるだけなのです。

飛行機の問題と違って、崖から鉄球が落ちる問題は、机の上のミカンが落ちたり、小学校の理科の実験でやったことがあるとか、回答は簡単に思えます。

つまり、人間の考える力は、経験を土台にして思考するため、経験があるなしで、問題が難しく思えたり簡単に思えたりするのです。

もちろん、物理学専攻の方は、問題なく正解はAと回答するでしょうし、計算式まで思い出すことができるかもしれません。

それも、学生時代に勉強したという経験があるため、簡単に回答を導き出せるのです。

私たちの考える力は、経験と深く関係しているのです。



よろこ