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生きがいは、何だろう?
もしかるすると、「学ぶこと」?
それでは、日曜日のうんちくをどうぞ!
日曜日のうんちく
生きがいは心理学の勉強???
人間には、学ぶ欲求があって、何か新しいことを学ぶと、脳は喜ぶようになっているようです。
そういえば、興味をもって少しずつ分かってくると面白いものです。
よろこぶや管理人(私)は、認定心理士取得を目指して心理学を勉強しています。
これがまた、新たな発見があって結構面白いのです。
心理学実験を行う授業がありました。私たち生徒が被験者となって、心理学の実験を行い、なんと統計でもって判断するのです。
心理学と統計学って関係ないと普通思いますよね!
ところが、こころの問題を、統計で根拠ずけていくのです。
理系出身の私とては、「おーーー! こんなところで数学が役に立つとは!」 てな感じで驚いています。
それでは、実際に受講した心理学実験を紹介します。
- 漢字2文字の名詞が15個、順番に画面に表示されました。
- 私たちは、画面に表示されては消える漢字2文字の名詞を順番に覚えていきました。
- すべて終わった後、何を覚えたかを回答する実験でした。
- 実験終了後、結果を集計すると、15個の名詞のうち、最初の方に出題された名詞と最後の方に出題された名詞を良く覚えているということが明らかになりました。
- 中ほどに出題された名詞は、忘れやすいということです。
- これって、統計で出しているんだと思いますが、そういった現象が起きるということが研究で分かっています。
- 心理学の授業では、実際に実験して確かめるのが目的でした。
- 実はこの実験は2つおグループに分かれて実施され、そのうちの1グループの実験はつづきがあって、漢字2文字名詞を覚える問題の後に、算数の計算問題をやりました。
- すると、覚えていた最後の方に出題された名詞を忘れてしまったのです。
- 頭がいっぱいいっぱいになってしまって、出題された名詞を持続して覚えていられないんですね。
- では、なぜ計算問題を行うと頭がいっぱいいっぱいになってしまって、最初ではなく最後の方に出題された名詞を忘れてしまうのか?
- ということも、考察します。さらに統計を利用して結果の有意性を証明していきました。
興味のある方は、私が作成した心理学実験レポートをダウンロードしてご覧ください。
心理学実験は、「なぜ、そうなるんだろう」と疑問に思うことを、実際に実験で体験し、その結果を基に勉強するので興味がわくのだと思います。
「小さな驚き」で「小さな幸せ」を感じたということは、脳がこの「小さな驚き」を喜んだということです。
生きがいは古典の勉強
三津田富左子(著)「50歳からの満足生活」から紹介します
65歳まで仕事があったので、それなりに忙しい日を過ごしていたが、いよいよ仕事をやめる時期がくると、私はつうづく、これからどうやって生きていこうかと考えた。
どうすれば長い人生を退屈しないで乗り切れるだろうか。ぜんぶが誰にも拘束されない自分の自由時間になる。
だが、そうなると、時間をもて余してしまうのではないか。
こうなったら、何か全身全霊でもって打ち込めるものが必要である。
そして、結局は勉強しかないという結論に達した。
京都の女子専門学校で私の専攻は国文学だったが、そのとき古典の勉強をして、たいそう充実した時間を過ごした思い出がある。
これから勉強して古典を極めようとしても、古典の世界は奥が深く数も多いから、死ぬまでやったって時間が足りないくらいだろう、と私は思った。
そこで、誰もが自由に取り組めるカルチャーセンターの講座に通う決心をしたのである。
幸い、東京は方々にカルチャーセンターがある。
勉強しようと思えば、すぐにでも始めることができた。
最初に取り組んだのが、これからお話しする「源氏物語」である。
続いて、お茶の水にある湯島聖堂の講座が開かれている漢文にものめりこんだ。
勉強というのは、楽しいもの。
毎日予習してコツコツ勉強するうちに、だんだん難しい文章も読めるようになり、昔の人の英知の世界が目の前に広がってくる。
自分の目標を高い位置に置いて、日々努力する。
それが勉強だと思うが、こうして努力する中で、私は大いなる人生の張りを見つけることができたのである。
よろこぶや