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何気なく生きていいますが、あなたも生かされて生きているという話です。

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日曜日のうんちく 

生かされて生きている

村上和雄(筑波大学名誉教授)、阿部博幸(医学博士、九段クリニック院長)の著書

「生きている。それだけで素晴らしい」からの引用です。

多くの患者さんを診ていると、ふと思いつくことがあります。

それは、健康を取り戻しただけでは、人は幸せになれないということです。

幸福には、体の健康とともに精神的な喜び、感動などが重要であると考えるようになった

のです。

今、モノが豊かになった日本では、自然環境の破壊や心の喪失が問題になっています。

これらは、今日の私たちを悩ます原因ともなっています。自殺者は年々、最高記録を更新

し、ついに3万人以上となり、交通事故死の四倍を超えています。日本医師会では、自殺

予防マニュアルを一般の医療機関に配布している有様です。

かえりみれば、人類に多大な恩恵をもたらした近代医学も、ここにきて壁に突き当たって

います。手術や投薬による医療事故や合併症に加え、ガンやリウマチなどの難病の治療に

手を焼いているのです。

医師の立場から見ても、患者さんを診ずに、画像や血液データを見て診断したり、治療し

ている傾向がいっそう強まっています。ときどき患者さんの嘆きが聞こえてきます。

「この頃、患者に触るお医者さんが少なくなったね」

また、ガンの患者さんを診ていると、他の病気を患っている方とは、まったく異なること

に気がつきます。それは、ガンという診断を受けた時から、人に優しく感謝の気持ちで生

きるようになることです。体内にある遺伝子がオンになり、人生のすべてが見えるように

なるのでしょう。

こんな患者さんに免疫療法の一つであるNK(ナチュラルキラー)細胞療法を行うと、治療

開始から生命の針がマイナスからプラス側へと振れます。希望遺伝子がさらにオンになる

のです。そして 信じられないのどの奇跡が生まれます。

いわゆる自然治癒力が全開になるのです。

私たち人間は、考えれば考えるほど「生かされて生きている」生きているというのが実感

です。誰もが、生きているそのことが素晴らしいのです。それに気づいたときに、体の奥

からこみあげてくる幸福感を味わうことができます。幸福の尺度があるとすれば、どれだ

けこころが満たされるかによります。また、幸福は生きている時間の長さでは図ることが

できないものです。必要な遺伝子を必要な時にオンにして、快活に、そしてゆるりと生き

る。これが生き方の極意なのでしょう。

今、医学が新たな一歩を踏み出しつつあるのは、人間の本当の幸せは何かということを問

い始めていることです。

阿部博幸さんの書き出しの文章の一部を紹介しました。

医療に携わっている先生だからこその言葉です。



よろこ