日本人の脳と外国人の脳



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左脳の働きと右脳の働きは、断片的に分かっています。
たとえば、左脳は、意識への連結、言語的、観念的、論理的、分野的、時間的前後関係、算術的、コンピューター的なのに対して、右脳は、意識への連結なし、非言語的、音楽的、絵画的、直観的、総合的・全体論的、幾何学的・空間的なのです。
さて、外国人(欧米人、中国人、韓国人)は情緒に関係する泣き声、笑い声、嘆き声、母音、虫の音や動物の鳴き声を右脳で受け取って、雑音と共に処理しています。ところが、日本人は、それら全てを左脳で受け取って処理しているのです。
そのため、外国人は、虫の音や動物の鳴き声を聞いても、それらを雑音の一種として聞いていて、日本人のように感動したり、感傷的になったりしないのです。

ただし、日本で生まれて育った外国人は、日本人と同じ脳の働きをもっていて、外国で生まれ育った日本人の二世、三世では、母音を右脳でとらえています。
つまり、言語音についてどちらが優位になるかというと、その人の育った言語環境に影響を受けることがはっきりしているのです。

日本人の左脳

日本人の左脳には、言語能力の他、計算能力や分析能力、また時間的前後関係の能力という働きの知的能力と、笑い声、泣き声、嘆き声やハミング、動物の鳴き声や虫の音などの、感情に訴え情緒を促す音を処理する情動の能力とが同居しています。このことが、日常の小さな変化を感じ取って、感情的にとらえることができる独特の能力となっているのです。


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日本独特の文化

日本人は、四季の自然の移り変わりに対して特に感動しやすいこころ持っています。
季節ごとに異なる花や木々の色の変化をこよなく愛し、動物の鳴き声や虫の音にも深い親近感をもってこころが動かされます。
このような感覚は、日本人だけのもので、「わび」「さび」「もののあわれ」などの独特な文化的感覚なのです。まさに、日本人の左脳のなせる技なのです。

日本人は議論が不得意

外国人は、とことん議論するのが好きです。外国のテレビ番組の法定闘争では、検事と弁護士がとことん攻め合い、お互いに攻撃し合って、そのくらいでいいのではないかと思うほどやり合いますが、法定闘争が終われば、検事と弁護士は何もなかったかのように会話ができます。つまり、外国人は、左脳で論理的に攻撃しあって、右脳で仲良く食事ができるのです。
ところが、日本人の場合はどうでしょうか。
とことん攻撃しあった後は、どちらが勝っても負けても、もう二度と口を利きたくないということになってしまいます。これは論理的な知性能力と感情能力が同じ左脳にあり、議論をドライに考えられないのです。
日本人は、知性だけで議論することができず、どうしても感情がはいってしまいます。
まさに日本人の左脳のやっかいなところです。

よろこ

参考文献:脳を育てる 高木貞敬