念力の科学

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ネズミの念力

ネズミの部屋に水を飲む装置をつくり、レバーを押すと水がでる仕組みとします。
ネズミは、この程度の簡単な仕組みはすぐに学習して、レバーを押して水を飲むようになります。
次に、レバーを押して水を飲むことを覚えたネズミの脳に電極を取り付けて、レバーを押す時に、脳がどのように働いているかを記録します。

そして、レバーを押している最中のネズミの脳の反応を検出して、その反応があったらレバーを引かなくても水がでるような仕組みを作ります。
脳の反応(念力)を検出し、その信号を機械に伝えて、機械が作動して水が出るという仕組みです。

すると、最初、ネズミはレバーを押して水を飲んでいましたが、レバーを押そうと想うだけで水が出ることに気づいて、このネズミは、レバーを押さずに念力だけで水を飲むようになります。

驚いたことに、こんなことが現実にできるのです。

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サルの念力

同じようなことをサルで実験します。
TVゲームでよく使用するジョイスティックを使用してサルにロボットアームを操作させます。
サルは、すぐにジョイスティックを操作してロボットアームを上手に動かすことができるようになります。

ネズミと同様にサルの脳に電極を取り付けて、サルがジョイスティックを操作する時の脳の反応を検出します。
サルがジョイスティックを使用してロボットアームを操作すると、脳の神経がたくさん活動しますので、この神経の活動を1つ1つ検出してデータを取ります。

次に、検出されたデータを直接ロボットアームに接続します。

すると、サルはジョイスティックを操作してロボットアームを動かしていると思っていても、実際は、サルの脳から検出した反応のデータを直接ロボットアームに送って、ロボットアームが動いていることになります。

さらにサルの手が動かないように縛ってみました。それでもロットアームは動くのです。

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この技術は義手に応用できます。

人間の脳の働きを検出したデータを、直接義手に転送して、人間が念じただけで義手を動かすのです。

このような研究分野を神経補綴学(ほていがく)といいます。
この分野の研究が進むと、未来の医療におおきに期待が持てます。



参考文献:池谷裕二 進化しすぎた脳

日曜日のうんちく