ようこそよろこぶやへ
よろこぶやは、おじいさんおばあさんを応援します。
歯周病の予防は、歯の掃除がかんじんです。
早速歯科医院で歯の掃除をしてもらいました。
歯ぐきと歯の間の歯垢をとるのですが、若い歯科衛生士のなすがまま、じっと耐えるしかありません。
口をあけて何も言えず、くちを少しゆがめてアピールするも、なんの効果もなく、キーンと音をたてた機械の細い先端が、歯と歯ぐきの間を、ぐいぐい入ってきます。
眼をあけると、若い歯科衛生士は、よそ見していました。
しっかり、見てよ。と思いながらも、じっと耐えるだけです。
それでも、掃除した後はすっきりしました。
あと3回、がんばって通うことにします。
それにしても、若い歯科衛生士の仕事はたいへんです。
さて、今週の日曜日のうんちくは、三段論法とトゥールミンロジックです。
それでは、日曜日のうんちくをどうぞ!
日曜日のうんちく
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三段論法
アリストテレスが提唱さえたといわれる三段論法は、AならばB、BならばC。ゆえにAならばCである。という論法です。
たとえば、
「人間は死すべきものである。ソクラテスは人間である。ゆえにソクラテスは人間である」
という例が良く使われます。
ところが、
AならばB、BならばC、CならばD、・・・・YならばZと長い論理チェーンをつくった場合、
AならばZとなる確率がとても小さくなります。
これは物理学でいう不確定性原理がはたらくからです。
石を数センチ上の高さから落として落下地点を予想するのと、東京タワーのてっぺんから落として、落下地点を予測するのでは、全く話が違うということです。
例外のない法則なない
スティーブン・トゥールミンは、三段論法に対して「例外のない法則なない」と主張しました。
人間は死すべきものと言いながらも、医療技術の発達によって、不死の人間が誕生した時、人間は死すべきものであるとはいいきれないということです。
「人間が死すべきものである」が100%正しいとしたら、不死の人間は人間でなくなります。
三段論法の前提条件に100%はあり得ず、必ずある一定の確立(クオリフィアー)が存在するとしたのです。
つまり、三段論法は、前提条件の例外を見つければ、論理が崩れるということになります。
トゥールミンロジック
仕事で論理展開をする場合、三段論法は、使用せず、
根拠を示して、主張するという方法が一般的だと思いますが、
トゥールミンロジックでは、論理展開に、「データ」「ワラント」「クレーム」を利用します。
データ(事実)
主張する内容を裏付ける事実のことです。
ワラント(論拠)
提示したデータがなぜ主張する内容を裏付けることになるのかという論拠のことです。
クレーム(主張)
主張のことです。
たまにあるのですが、とかく主張ばっかりで、その根拠がなかったり、明確でない場合がありますが、それでは、相手を納得させることはできません。
主張には、それに伴うデータと、そのデータ(事実)が根拠となるワラント(論拠)が必要なのです。
たとえば、
事実:室温が30度である。
に対して、以下の論拠をあげ、
論拠①:30度は不快である。
論拠②:窓をあけると室温が下がる。
論拠③:室温が下がると快適になる。
次に、以下の主張をします。
主張:窓を開ける。
となります。
特に重要なのが、ワラント(論拠)です。
論拠が崩れると主張がくずれます。
たとえば、
外気温が、31度なので、窓をあけても室温が下がらない。
と反論をされると、主張が崩れることになりますので、論拠は、確実に組み立てる必要があります。
「データ(事実)」はあるか?
「ワラント(論拠)」は確実か?
「クレーム(主張)」はわかりやすいか?
なんでもかんでも主張するのではなく、
主張する前に、今一度、考えてみましょう。
よろこぶや