日曜日のうんちく 

project X



プロジェクトX

こころにダメージを受けた時に、こころが前向きになるプロジェクトXを紹介しましょう。

NHKで放送されたプロジェクトXを覚えていらっしゃいますか?
中島みゆきさんの「地上の星」という名曲が流れる、あのプロジェクトXです。

苦労した、どん底だった人生から這い上がって、成功や幸せをつかんだ人が毎週登場して、その逆転奇跡を回想ドラマ風に仕立て上げたドキュメンタリードラマです。

このドラマのドキュメンタリードラマをこころにダメージを受けたあなたに作ってもらいたいのです。

さて、この提案は、精神科医師であり、医療コーチング専門家である奥田弘美さんの、

もう「イヤな気持ち」にふりまわされない!こころがラクになるセルフサポートコーチングにかかれている内容です。

なるほどと考えさせられますので、ぜひご覧ください。

うつ病寸前だったT子さんは、クリニックに生き、奥田先生のカウンセリングを受けました。少しずつ元気を取り戻したT子さんに、先生は、マイ・プロジェクトXストーリーを作ることを勧めました。

マイ・プロジェクトXの作り方にはルールがあります。

 今から、5年後から10年後くらいの近すぎず、遠すぎない未来の自分を想定すること

 そのとき、自分は、こころの重荷をすべて切り離して、自分の望みがかない、幸せで軽やかな人生を生きている場面を設定すること。

「ここまで想像していいのか?」と思うほどに、「本当にそうなりたい」と心から感じる自分の幸せな未来を想像すること。想像していると、思わず顔がほころんでくるような、わくわくする幸せな人生の物語が最適です。

 その未来の幸せな自分から、今現在の自分に向かってのメッセージを送るつもりで、ストーリーを書いていく。

つまり、幸せになった自分が、過去の自分を振り返って描いている回想録といった感じです。できるだけ詳細に、描写するように、想像力を思いっきり出してつくってください。

それでは、できあがったプロジェクトXを紹介します。



 看護師T子さんのプロジェクトX

私は、とても幸せな気分にひたりながら、10年前の「最高にへこんでいた私」を懐かしく思い出している。

あの時、28歳だった私は、仕事では主任に抜擢されたのはいいものの、毎日夜9時すぎまで帰宅できない生活を繰り返し・・・・・。

看護師としてのキャリアアップを望んでいた私にとって、スタッフのマネージメントは、思った以上に大変だった。何度も壁にぶち当たり、自信をなくすこともしばしばだった。

おまけに、当時、結婚を約束していた彼とも、すれ違いがちとなってしまい、連絡も思うように取れない日々が増えていった。

やっと会えたかと思うと、「仕事と俺とどっちが大事なの?」と不満げな彼。けんかしがちの日が続いた。

そして、数ヵ月後、久しぶりに会った彼が口にした言葉は、予期しない別れの言葉だった。

専業主婦を望んでいた彼にとって、どんどん仕事にうちこんでいく私は、理想の女性ではなくなっていたのだ。

主任としての仕事に自信がもてない毎日に、彼との別れのショックまで重なり、私は一時期、最高に落ち込んで食欲もなくなり、3キロもやせてしまう始末。

でも、そんな私に師長は、「あなたの選んだことに間違いはない。少しずつ、目の前の仕事から取り組んで、一歩ずつ進んで行けばいいのよ。きっとすべてがうまくいく日がくるわ」

と温かい言葉をかけてくれた。

また、心療内科のカウンセリングも活用し、主治医の先生からは、さまざまな心軽くするためのイメージングも教えてもらった。

「わかってくれる人は、わかってくれる」「不幸せの後には、必ず幸せになる」と自分に言い聞かせながら、ひとつずつ焦らずに仕事に取り組んでいった私。

いつしか主任としての人望も獲得し、満足のいく仕事ができるようになった。

また、私生活では、2年後に知人が紹介してくれた男性と意気投合し結婚。

今度の人は、私に仕事か家庭かの2者択一を望まないで、一緒にパートナーとして人生を支えあおうというタイプだった。

わたしは忙しいながらも共働きを続けながら、かわいい子供にも恵まれて、今、心から満足できる幸せな家庭生活を送っている。

あの当時は、いまから思うと、人生で最高に凹んでいたときであったが、その経験があったからこそ、今の幸せにつながったのだと心から思える毎日である。

6カ月後

T子さんは、マイプロジェクトXを作成後、6カ月を経過していますが、クリニックへは、4カ月ほど前からお見えになっていないとのことです。

T子さんは、マイプロジェクトXを作成後、わずか数カ月で元気なこころのエネルギーが復活し、主任という仕事に集中し、生き生きと勤務できるようになりました。



読むということ

潜在意識には、「唱える」ことで口を動かし発音する体感覚、そして自分の声を聞き返すという聴覚をつかう体感覚が脳に意識を刷り込みます。

読むということは、神経言語プログラミングでは、高度な「聴覚」活用になります。

「聴覚」というのは、言葉を頭の中で反芻(はんすう)して、意識化している行為です。

「読む」という行為は、その言葉が、目からビジュアルと一緒に文字として入力され、頭の中で、ことばでおきかえられるという作業が行われます。

つまり、「読む」ということは、視覚と聴覚の両方を使う効果が得られるのです。

自分で作成した、プロジェクトX「自分が主人公」のストーリーならば、脳はびんびんに反応します。

プロジェクトXを「読む」という行為を繰り返すことによって、脳が反応し、こころの負担を軽くしてくれます。



 会社員KさんのプロジェクトX

私は、今、充実感と安らぎの中で、3年前のあの日を思い返している。

忘れもしない3年前の冬、仕事で大きな失敗をしでかしてしまった私は、上司に激し叱責され、勤務する毎日が針のむしろのようであった。

まわりのスタッフからも、すべて非難されているように感じ、これからのキャリアがすべて台無しになったと絶望していた。

案の定、翌年の人事、私は本社から子会社に出向を命じられた。

その子会社に行ったら最後、もうキャリアを伸ばせる可能性は、ほとんどないだろう。

本社で開発を進めていた新商品のプロジェクトも中止せざるおえなくなり、私は毎日意気消沈していた。

どうして、あんなミスをしてしまったのか。

時間が戻せるならば、あの瞬間に帰りたい。

これから、私はどうなるんだろう。

そんな後悔と不安に押しつぶされそうになり、意気消沈する毎日であった。

いっそのこと、この会社を辞めてしまい、新しい就職を探そうか?

でも家のローンを組んだばかりで、今より安定した収入を、すぐに約束してくれる転職先もない。そんなジレンマで、毎日ふさぎこんで、家内ともほとんど口を利かない日もあった。

そんなとき、思いあまった家内が、とあるクリニックを受診し、「心のおもりを切り離す」ための方法をいろいろ仕入れてきた。

とにかくイメージングしたり、唱えたり、マイ・プロジェクトXストーリーとやらを書いてみろという。

私は、ちょっとでも気分が変わればいいなと思い、家内のすすめる方法をやってみることにした。

いろいろなイメージングをしたり、切り離しフレーズとやらを唱えたり・・・・。

そして、マイ・プロジェクトXストーリーを書いて、何度も何度も読み返す。

そうしているうちに、不思議と気持ちも、少しだけ浮上してきて、「とりあえず、子会社に行ってみるか・・・・。

辞めるのはいつでも辞められるしなあ。

給料をもらうためと割り切って、しばらく勤めてみょう」

とう気持ちになってきた。

不承不承ながらも、出向していった先の子会社は、意外と設備が整っており、自分の失敗を知る人もなく、のびのびと仕事をすることができた。

エリートのライバル達がしのぎを削っていた前の職場と違って、同僚も上司ものんびりと、おおらかな人が多い。

そんな雰囲気の中で働くうちに、次第に落ち込んでいた気分も回復した。
 
あまり、先のことを考えず、今、自分にできることをとにかくやろうと考えて毎日仕事に精を出していた結果、ある新製品を開発することができた。

そして、子会社の業績をかつてないほど大きくアップさせ、大きな成果をあげることにつながった。

そのことをきっかけに、現在、某外資系一流メーカーからのヘッドハンティングの声もかかっており、今よりも、さらに好条件での転職も現実化してきている。

そこでは、以前、中断したプロジェクトに、またトライできるらしい。

万事塞翁が馬とはよくいったもので、あの困難がなければ、今の自分はなかっただろう。

答辞は地の底に沈んでしまったように感じていいたが、そこから脱すると後は登るだけである。

これからも、あの経験を忘れずに、力強く、すべてを自分のプラスの糧にして生きていこうと思う。



一年半後

あの奥さんがクリニックにやってこられました。

表情はあのころと打って変わって生き生きしています。

「先生のおかげで、主人は、なんとかあたらしい職場に行くことができました。そして今では自分でも思いがけない活路を見出して、以前のように生き生きと仕事に頑張ってくれるようになりました。

つい最近、素晴らしいヘッドハンティングの話をいただき、また一流企業への転職がかないそうです。

あのとき、主人が書いたマイ・プロジェクトXストーリーそのものの展開になってきて、とっても驚いています。

先生には、ぜひ、お見せしたくって、ご報告にあがりました」



こんなことが本当にあるんですね!

よろこ


よろこぶや!認定心理士に挑戦

認定心理士の資格をとるために、放送大学にはいることにしました。が、
ちょっと問題が! 




よろこ