バイリンガルと英語がうまい人

子供に小さいころから英語を学ばせる。
そのほうが上達するといわれています。

それは、脳の臨界期に関係しています。

脳は、場所によって成長する時期が異なり、
場所ごとに能力を身につけるのに適した時期があります。
それを臨界期といいます。

言語をつかさどる脳の領域は、乳児期から三歳までが臨界期で、
その時期を逃すと言語の能力を身につけることが困難になります。

日本に生まれて、母親が乳児期の子供に声をかける。
このことがとても重要で、子供は脳に刺激を受けて
日本語と言う言語能力を身につけていきます。

では、子供を、日本語-英語のバイリンガルにするにはどうするか?!

幼稚園から小学生低学年の時期に英語を使う生活の中で育つ必要があります。
毎日、2時間ミッチリ英語を学んでも、まったくもって不可能です。
毎日の生活の中で、英語を実際に使って遊ばなければ身につきません。

幼稚園から小学生低学年までに英語で生活した子供は、日本語も英語もまったく同じ脳の領域を使って操ります。
一方、大人になってから英語を猛勉強した英語のうまい人は、日本語と英語を操るのに、脳の違う領域を使用しています。

つまり、バイリンガルと、英語を猛勉強した人とは、脳の使う領域が違うのです。

幼稚園以前の時期に外国で暮らし、バイリンガルになった子供たちは、
聞き取りと話す能力に優れています。脳は、乳児期の初期に、RとLを聞き分ける能力が発達しますので、このころに、母親がRとLを区別して話しかけてあげると、子供は自然にその能力を身に着けます。
しかし、バイリンガルになった子供たちは、日本で育った子供たちより日本語の扱う能力が低くなりがちです。
日本語を扱う脳の前頭葉の発達が、日本で育った子供たちと異なり、文法がうまく操れないのです。

そもそも、英語を学ぶということと、日本語を学ぶということは、かなり次元の違ったことがらといえます。

画像の説明

日本人が、日本語を聞いた場合、脳の左側にある側頭葉のウエルニッケ野が発火します。
アメリカ人が、米語を聞いた場合も、同じようにウエルニッケ野が発火します。

ところが、日本人が英語を聞いた場合は、ウエルニッケ野の発火と同時に前頭葉の下部の
ブローカ野も発火します。

つまり、日本人が英語を取り扱うには、日本語を操るのに使っている脳以外の部分も使っているということになります。

面白いことに、日本人が古典を読んでいるとき、脳のウエルニッケ野の発火と同時にブローカ野が発火します。

古典は、日本人にとって英語と同じだということです。

さらに、日本語と文法が似ている韓国語を取り扱う場合は、フローカ野は活性化しません。

これらのことから、日本人の場合、日本語と韓国語、英語と古典は、それぞれ同じ種類の言語グループとして、脳は取り扱っているのです。

日本人は、英語より韓国語の方が上達しやすいのです。

よろこ